病院・介護施設のカビ
病院、介護施設は病気や怪我で通院する患者さんや、長期的に入院をされている患者さんまでいますが、健康のために通院や入院をする場所だからこそ健康被害にもつながるカビが病院や介護施設内に生えている状態では、患者さんや利用者さんからの信頼を失ってしまうことにつながります。患者さんや利用者さんが安心して利用するためにも院内を清潔に維持することは非常に重要であり、少しでも不安要素をなくすためにも防カビ対策を導入する必要があります。
カビが生えやすい場所
本来カビはどのような状況で発生するのかというと、カビの胞子は肉眼でとらえられないほど小さく空気中のいたるところに存在しています。カビの胞子は空中を浮遊し、条件の揃った場所に付着することで菌糸体となり、繁殖をしていきます。ではカビが発生しやすい条件とは約20℃~30℃の温度、70%の湿度、ホコリや垢などを栄養素として繁殖し、人間と同様に酸素が必要となります。
浴室
使用した後は湿度や温度が高くなっていることやカビの原因となる髪の毛などのごみ、石鹸カス、皮脂が加わることでカビが一気に繁殖していきます。そのため換気扇は常に回しておくことが効果的です。浴室を使用後は壁や床をシャワーで洗い流し、カビの栄養素を残さないようにすることも大切です。
トイレ
幅広い人が利用するトイレに関しては、便器とタンク内、トイレの壁と床に分けて防カビ対策を行う必要があります。便器は常に水が残る部分なのでトイレの中でも最もカビが生えやすい場所です。
ベッド
特に入院患者が使用しているものの場合には、常に患者が横たわっていることもあり、カビが生えやすくなっていると言えるでしょう。ベッドは湿気がこもりやすいため、しっかりとカビ予防や対策を行うことが非常に重要です。万が一このようなベットにカビが生えてしまった場合には、アレルギーを引き起こすなどの健康に大きな被害を及ぼす可能性も大いに考えられます。
人間は眠っている間にコップ一杯分ほどの汗をかくとも言われていますが、敷布団やマットレスの中には湿気が溜まっていることがわかるでしょう。目に見えないものであるからこそ、こまめなお手入れが必要といえます。
厨房
大きな病院で入院患者が多くいる場所では、3食の食事を用意しなければならないため、厨房が設置されているところも多く見られます。このような厨房もカビが活発に繁殖する湿度や温度が揃っているため、カビが発生しやすくなっています。
特に厨房は食べ物を扱う所であるため、食べ物の適切な温度管理を行うことが重要です。生鮮食品は購入後すぐに、また調理したものはあら熱が取れたら冷蔵庫に入れることが大切です。しかし冷蔵庫で保存していたとしても、菌の増殖を完全に食い止めることができないのです。厨房で調理を行う場合には、しっかりと手洗いを行い、冷蔵庫なども隅々まで掃除をすることが大切です。特に冷蔵庫のドアパッキンが黒ずんでいれば、これはカビが生えている証拠です。油汚れなども溜まりやすいため、こまめな掃除が求められます。
空調・エアコン
家庭でもエアコンのカビに悩んでいる人も多く見られますが、エアコンの内部にカビが繁殖すると、吹き出し口からは室内に出ていきます。この状態のまま掃除をしなければ室内にはどんどんカビやほこり、嫌な匂いが広がることにもなります。かびやほこり等はアレルギーの大きな原因になるとも言われるため、特に注意が必要です。入院患者は特に免疫が下がっているため、このような状態でカビを出米は、さらなる被害を引き起こす可能性も多く考えられます。このようなことからエアコン内部のカビ掃除は定期的に行うことが大切です。病院の場合には個人で掃除をする事はエアコンの台数も多いためかなり難しいこととなります。
病院・介護施設の防カビ対策
病院や介護施設は多くの人が集まるところであり、特に病気や感染症にかかってしまって免疫力が弱くなっている人、また怪我をした人が多く訪れる場所です。場合によっては入院している患者さんもいることでしょう。このような入院患者や診察に来た患者さんや利用者さんができるだけ過ごしやすい環境にするためにも、カビ対策は非常に重要となります。
しかし、病院は一般的に患者さんが過ごしやすいように設定した温度になっていて、人間が過ごしやすいと言う事は、カビにとっても過ごしやすい環境であることがわかります。カビにとって快適な温度や湿度などの条件が揃えばカビが発生し、さらにここに汚れが加わればどんどん増殖していきます。
そこで防カビ施工を業者に依頼するのがおすすめです!
一度発生したカビは除去しない限り自然に消えてなくなることはなく、どんどん範囲を広げて健康被害を引き起こします。カビによる健康被害には主に感染症やアレルギー疾患、カビ中毒が挙げられ、特にカビがつくるマイコトキシンが原因で食中毒が発生すると、免疫力が低下している患者さんや利用者さんにとっては腹痛や下痢、吐き気など大きな健康被害を引き起こす危険があります。
カビが生えやすい条件が揃っている病院、介護施設ですが、自分達では防カビ対策しきれない部分も出てくるかと思います。隅々までプロの手に任せて防カビ施工をしましょう!
また、すでにカビが生えている場合はカビ取りも依頼できる業者に防カビ施工を依頼して、患者さんも利用者さんも働く人も安心できる環境にしましょう。