家の中でカビを発見して困ってしまう人は少なくありません。気づくのが遅れてしまったり適切な処置を行ったりしなければ、建物に大きなダメージを与える可能性もあります。カビによる問題を回避するためには、まずは原因から知っておくことが大事です。
家の中にカビが生えやすい原因
カビは3つの条件が揃うことで発生するリスクが高まります。高い湿度・温かい室温・カビの栄養分が揃うことで、爆発的に繁殖する可能性が高いです。
湿度
70%以上が危険であり、このレベルに到達する前に除湿をする必要があります。加湿器の過度な使用を控える、除湿器を使用するなどが対策となるでしょう。
温度
20度から30度ほどがカビの発生や繁殖に最適だとされているため、このくらいの室温だと発生リスクが高いと理解しておく必要があります。ちょうど人間にとっても心地良い温度ですが、無理に寒すぎる室温や暑すぎる室温にする必要はないです。
その代わり、他の条件が揃ってしまわないように意識しておかなければなりません。近頃の住宅は高気密・高断熱が当たり前となっていることもあり、1年中人間にとってもカビにとっても居心地の良い温度を維持しているケースが多いです。真夏や冬は心配する必要がないと思われがちですが、季節に関係なくカビが発生しないように工夫しておく必要があると覚えておきましょう。
栄養分
栄養分と聞いてもピンと来ない方が多いはずですが、有機物質はカビの栄養となります。有機物質は炭素が含まれた化合物を指しており、部屋においては食べ物の残りカスなどが該当するでしょう。
ホコリなどにもカビの栄養が含まれているケースが多く、これらが落ちていない状態をつくることが大事です。わずかな量や小さなものでも栄養源となってしまうため、目で見えるゴミなどを拾うだけでなく、定期的に掃除機やモップをかけたりする必要があります。
家にカビが及ぼす被害
カビや菌は人体に健康被害を与えたり、建築物を劣化させる原因になるので、カビや菌を繁殖させないように予防する必要があります。
カビを吸い込むと人体に健康被害がでる場合があり、感染症、アレルギー、中毒など発症する恐れがあるので注意する必要があります。アレルギーを引き起こすカビの量は、個人の健康状態などによって個人差があり、特にカビが発生しやすい梅雨の時期には病気にかかりやすくなるので、気を付けなければならないです。
あまり聞き慣れない木材腐朽菌は、木材を腐らせる菌になり、繁殖すればするほど木材は腐っていて建物の強度が低下してしまいます。
木材腐朽菌には、白色腐朽菌と褐色腐朽菌の2種類があり、白色腐朽菌は、主に広葉樹を使用した木材を腐られる菌になり、腐った木材は白色に変色するといった特徴があります。
褐色腐朽菌は、住宅の木材で多く使用される針葉樹を使用した木材を腐らせます。腐った木材は褐色に色が変わり亀裂などの劣化を生じさせ、木材の表面をさわるとボロボロと粉状になるといった特徴があります。
カビが生えやすい場所
一般的に、カビが発生しやすい家の4大スポットは、浴室・キッチン・トイレ・洗面所などの水回り、押入れやクローゼットなどの収納部分、冷蔵庫やタンスなどのような大型家電品および家具類の裏側、そして結露の発生しやすい北側の部屋および窓際です。
北側の部屋
冬になると、暖房を入れている部屋はとても暖かいけれども、北側の部屋は寒く感じてしまうことは多いといえます。北側の部屋は結露が発生することが多いのですが、窓枠がアルミサッシや単板ガラスなどのように断熱性能が低い場合も発生しやすくなります。
冬の朝に窓を見たときに水滴がびっしりついていたなどの経験を持つ人は多いかと思われますが、これはカビ発生に繋がるものなので水滴がついていたときにはそれを拭き取ることがポイントです。
ただ、窓ガラスのように目に見える部分だけでなく壁の中など目に見えないような場所にも結露が発生する、これは壁体内結露と呼ばれるものでそのまま放置しているとカビが生え放題になるなど健康被害の問題や劣化などに繋がることもあるので新築の家を作るときなど壁体内結露の対策を考えておくなどがおすすめです。
大型家具の裏側
冷蔵庫やタンスなどのような大きな電化製品や家具、これらを小まめに掃除する人は少ないといえます。家具の裏側は空気がこもりやすく掃除していないと埃も溜まっていてカビの生えやすい環境になります。
1年に1度などの割合で大掃除を行った際に裏側の壁にカビが生えているなどのケースも多いので、大きな家具や冷蔵庫などは定期的に動かして掃除することがカビを発生させないコツに繋がります。
エアコン・加湿器
最近は、エアコン・加湿器を使う人も多くなっていますが、これらもカビが生えやすい部分です。
エアコンの場合は、1年に1度の割合で内部洗浄をして貰うなどメンテナンス次第でカビの発生を抑制することができますし、加湿器もタンク内の水は毎日交換する小まめに掃除をするなどで発生を抑制することができます。
加湿器は数日間使用しないとなったとき、タンクの水を捨ててから新しい水道水を入れて使うなども大切です。キッチンなどで利用するアルコールスプレーを薄めたもので汚れが付着しやすい吹き出し口部分を拭き取る、これも加湿器にカビを発生させないコツに繋がります。
エアコンの場合は送風運転を3~4時間行って内部を乾燥させることでカビ予防に効果を与えてくれますが、送風機能がない場合は室温30度以下のときにリモコンの設定温度の中で最も高い温度にして3~4時間冷房運転を行う方法もあります。
お家の防カビ対策
意識していても気づいたらカビが生えている…なんてことありますよね。カビが生えないようにするには、防カビ剤を使った防カビ対策がおすすめです!
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新しい住まいにこそ、防カビ対策が必要です!特にマンションなど鉄筋コンクリートの新築の建物は、コンクリートが完全に乾いていないため水蒸気が多く、カビが非常に発生しやすい状態になっています。戸建て住宅でも最近の建物は高気密・高断熱のつくりになっており、カビや雑菌の繁殖に好条件となっています。
一度カビが発生してしまうと日を追うごとに増殖し続け、完全に退治することが困難になります。そのためにも新築のうちにしっかりとした防カビ対策で、マイホームを守りましょう!
もうすでにカビが生えてしまったという場合でも一度ご相談ください。